毎年、この季節になるとやってくる塾生注目イベント。
そう、三田祭だ。
三田祭と言えば、慶応生であろうとなかろうと、世の中が注目するビッグイベント。
そのイベントで最も注目される行事の1つに、未来のアナウンサーを多数輩出している
「ミス慶応コンテスト」がある。
【近年ミス慶応から輩出されたアナウンサー】
・TBSの宇内梨沙アナ(28)
・テレビ東京の角谷暁子アナ(25)
このミス慶応コンテストだが、近年、運営サークルで不祥事が生じる等、
問題が続いていた。
そんな中、2019年のコンテストについても、ファイナリストによるセクハラ告発で
「ミス慶應コンテスト2019」が中止されることになった。
目次
三田祭:まさかのミス慶応2019コンテスト中止。過去の歴史は?今後についても展望
主催者である大学非公認団体「ミス慶應コンテスト運営委員会」が、公式Twitterにて発表した情報によると、候補者の過半数が辞退の意向を示したためだという。
学内でも、「最近、候補者たちのTweetが最近少ないよね。そもそも今回のミスコンって非公認団体が運営してるみたいだけど、大丈夫なのかな?」と、塾生の間では、話題となっていた。
ミス慶應コンテスト2019 公式Twitterから引用
そもそもミス慶応を運営する団体が2つあるってどういうこと?
今年度のミス慶応コンテストの運営については、2018年に続いて開催した「ミス慶應2019実行委員会」に加え、新たに学生団体「KOPURE」もミスコンを立ち上げ、2つの団体がミスコンを運営していたため、「今年はミス慶応が2人誕生するの?」と疑問を頂いている塾生もいた。
そんな最中、KOPURE側でファイナリストの1人がプロデューサーにセクハラを受けたと告発、中止を発表したとのこと。
ミスコン運営プロデューサーが40歳前後の大人だったというのも首をかしげてしまう。
ファイナリストの濱松明日香さん(20)を都内クラブ「X」に誘い、濱松さんのお尻を触る、キスを迫るなどのセクハラ行為に及んだと濱松さん自身が証言したとのことだが、何が目的でミスコンに協力をしたのだろうか。
ミス慶応コンテストの歴史
歴史をさかのぼると、「ミス慶応」の運営は、大学公認サークルである「広告学研究会」が長年行ってきた。
慶応には、長い歴史の持つ「慶応3大サークル」と呼ばれる下記サークルが存在し、「広告学研究会」もその1つとして塾生から注目を浴びていた。
【過去、慶応に存在した3大サークル】
・「広告学研究会」(通称:こうけん)
・「パーマーズ」
・「シルバーキャノンボール」(通称:シルキャン)
しかし、2016年に集団準強姦事件が発覚し、その年のコンテストは中止に。
17年には別団体がコンテストを開き、翌18年は今回と同じ「実行委員会」が主催した。
今後について
この数年、何かと運営に問題が生じているミスコン。
「広告学研究会」がミスコンを運営していた頃は、当時、「ビリギャル」で話題となっていたように、ギャルブームが存在していたため、ギャルの聖地と呼ばれる渋谷の109でコンテストを開催し、世間・塾生の注目を集める等、華やかな演出がされていた。
しかし、その裏側では、ミスコンを成功させるための泥臭い準備が必要で、時間と労力だけでなく、学生にしてはそれなりに大きな金額も必要とされるイベント運営をしていたという。
こういった活動をサークルで実施することは、就職活動の面接でPRになる、学内での自分の立場を高めるということで、運営側の内部で塾生同士でも、ドロドロのポジション争いが繰り広げられていたとも聞く。
もちろん、運営側だけでなく、表に立つことが求められるミスコン参加女性陣の努力も、家族ぐるみで応援する等、凄まじいものがあることは疑うまでもない。
こういった「きらびやかな」舞台には、欲を持った人間が集まりやすいものだが、過去の人たちが築いてきた歴史、ミスコン運営の最後まで努力してきた人たちの時間と労力を無駄にしてしまうような不祥事を起こすのは、学生であったとしても、ましてや大の大人だとしたら、もう絶対に避けてほしい。
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